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執筆者の写真nanakairo

歯ぎしりと首コリの関係

こんにちは、東京飯田橋の首と頚椎専門ナナカイロ整体院の服部です。


今回は、歯ぎしりによる首肩こりの関係についてお話ししていこうと思います。

「皆さんは、普段から歯ぎしりをしていますか?」と聞かれると、自覚がある方は少ないと思います。私自身、格闘技を長年やっている影響や集中している時に歯を食いしばることが多く、歯が欠けたことがきっかけで、歯医者に行ったところ、歯ぎしり、特に食いしばりを指摘されました。


歯ぎしりと聞くと、ギリギリと歯をすり合わせるようなものを思い浮かべると思いますが、実際は歯ぎしりと言ってもギリギリと鳴るものだけではなく、3つに分けることができます。


1つ目は、ギリギリと上下の歯を擦り合わせるタイプであるグラインディングと呼ばれる歯ぎしりです。多くの人がしている歯ぎしりはこのグラインディングタイプの歯ぎしりで、ギリギリと音が聞こえるのがこの歯ぎしりの特徴になっています。


2つ目は、タッピングと呼ばれるもので、カチカチと上下の歯を合わせながら鳴らす歯ぎしりです。

グラインディングと似ていますが、歯をリズミカルにカチカチと合わせるのがタッピングの大きな特徴です。


3つ目は、クレンチングと呼ばれるもので、上下の歯を強く噛み締めるタイプの歯ぎしりです。集中している時や大きなストレスなどがある時に起こりやすいのがこのクレンチングです。グラインディングやタッピングと違って音が起きないのも特徴の1つです。


1つ目と2つ目の歯ぎしりは、睡眠中に多く、最後のクレンチングは無意識に行っていることが多いとされています。歯ぎしりの原因としては、ストレスや飲酒、喫煙、遺伝なども関与していると考えられています。


歯ぎしりの多くは、歯が摩耗するとこにより、知覚過敏や歯周病の悪化を引き起こす可能性が高くなります。しかし、歯ぎしりを放っておくとそれ以外の症状も発症してしまいます。その中に首、肩こりの慢性化があります。

歯を強く噛み締めると、側頭筋と呼ばれる側頭部から顎に付着している筋肉や咬筋と呼ばれる頬から顎に付着している筋肉に過剰に負荷がかかり、その影響が顎から首に伝わることで、凝りやすくなり、慢性化する要因になってしまうのです。

そうすると、ストレートネックや猫背といった不良姿勢を発症しやすくなる他、首、背中を中心に存在している自律神経にも悪影響を及ぼします。この神経のバランスが乱れてしまうと、内臓の機能が低下してしまい、免疫力の低下なども招きます。また、神経の感覚なども敏感になってしまい、余計なストレスも感じやすくなるため、悪循環が生まれやすくなります。


こうした悪循環が一度生み出されてしまうと、元となった部分を治すだけでは、根本的な改善は難しくなってしまいます。その為、歯ぎしりに気づいた際は、しないように意識する事が何よりも大切なのです。


しかし、現代はストレス社会と呼ばれていることもあり、ストレスを感じないように生活することは至難の業とも言えます。

また、今年は、新型コロナウイルスの影響により、マスクの使用頻度やご自宅にいる時間が増え、ストレスを今までよりも感じやすくなっていると思います。その為、ストレスを発散し、溜め込まないようにすることが非常に重要になってきます。各々のストレス発散法があるとは思いますが、私自身は適度な運動をしてストレスを発散したしています。40℃前後の湯船にゆっくり浸かるなどもオススメですね。


新型コロナウイルスの影響が続くこのような状況ですが、ストレスをうまく発散しながら乗り越えていきましょう!


もし首痛や肩コリ、ストレートネックなどのお困りの方がいらっしゃいましたら当院にご相談下さいね。






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