こんにちは、東京飯田橋にある、首と頚椎専門ナナカイロ整体院です。
今日は、お客様との会話の中で、印象的な内容があったので少し書きたいと思います。
それは、首の痛みと椅子の関係です。
今回のお話をしてくれたお客様は、現在スイスに住んでいらっしゃいます。
日本企業のスイス支社にお勤めなんですね。
その方は、日本在住の際に、首の痛みから腕のしびれで通院しておりました。
その後、症状が緩和したためメンテナンスで時々ご利用頂いていたのですが、
今年の4月よりスイスに転勤となりました。
久しぶりに、この前一時帰国されご来院頂いたのですが、なんと、海外の
慣れない環境にも関わらず、「体の調子が良い」とのことでした。
理由を尋ねたところ、なんとその理由は、「椅子が良い」との事でした。
機能性やデザイン、素材に至るまで、職場での椅子のクオリティーが日本とはまったく
違うというお話をしてくれました。さらに机の高さも自動で変えられるため、首に
かかる負担が少なく、以前のような症状がでることはなくなったとのことでした。
この話を聞いて、私は、日本の椅子事情は、ヨーロッパと比べればまだまだなんだな~
と感じました。元々、椅子は海外の文化、日本での椅子の歴史は浅いです。
そのため、生活や仕事の中で、椅子がどれだけ重要なのかも文化の中にまだ溶け込んで
いないのだなと。
教育現場を見れば一目瞭然です。教育という、子供たちの体の成長を見届ける場においても
あの木材でできた非常に体に悪そうな椅子…。体が大きくても小さくても同一規格…。
考えてみれば恐ろしいですよね。それは日本の子供たちの姿勢は悪くなります。
職場においても同様です。全部の椅子が男性規格だったりしますよね。すると女性は
足が床に届かなかったり、座面が広すぎたりと腰を痛くします。
ビジネス、教育において、これからデスク環境はとても重要になってくると思います。
日本社会も、椅子に気を配れる時代が来ると良いですね。
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